スポーツドリンクと…

スポーツドリンクとむし歯

スポーツドリンクとむし歯

みなさまこんにちは✨ 河村歯科 歯科衛生士の樋口です🎶 連日、猛暑日が続いていますね。みなさま体調は大丈夫でしょうか。 熱中症対策のためにも、水分補給は欠かせません。 そこで水分補給のためにスポーツドリンクを摂取する方も多いのではないでしょうか。スポーツドリンクは汗で失われた水分や電解質(ナトリウムやカリウムなど)、エネルギーをすばやく補給できるため、真夏の熱中症対策に役立ちます。しかし、スポーツドリンクはむし歯になりやすいといわれています。

スポーツドリンクには、かなりの量のお砂糖が含まれています。 500mlのペットボトルだと、約30グラムの砂糖(スティックシュガー10本分)が入っています。 砂糖はむし歯菌のエサとなり、むし歯菌が出す酸が歯の表面のエナメル質を溶かしてむし歯になってしまいます。 つまり、スポーツドリンクを摂り過ぎると、むし歯菌によって多量の酸が作られてむし歯ができやすくなります。

また、スポーツドリンクは酸性度の高い飲み物です。普段のお口の中はおよそpH7=ほぼ中性です。それに対しスポーツドリンクは、大体4~3.5、エナメル質が溶け出す5.5という数値を超えています。 酸性度の高い飲み物を飲み続けていると、全体的に歯が白く溶ける脱灰という状態になります。 脱灰はある程度の状態であれば、唾液の作用で修復されますが、お口の中にずっと酸性のものがあると(ダラダラ食べたり飲んだりしている状態)修復する力より脱灰が進む力の方が勝ってしまいます。

  • スポーツドリンクとむし歯

熱中症や脱水症状を防ぐために、スポーツドリンクを飲んでもむし歯になりにくいお口の状態を作ることが大切です。スポーツドリンクを飲んだあとはお茶やお水を追加で飲む、うがいをする、キシリトール100%のタブレットを摂取する、など対策ができます。また、定期的に歯科医院でむし歯のチェックをしてもらいましょう。まだまだ暑い夏が続きます。熱中症対策、むし歯対策、両方意識して夏を乗り切りましょう。

河村歯科 分院
入れ歯・インプラントオフィス