保険診療と自由診療の違い

保険診療と自由診療~あなたに合った治療法を選びましょう~

保険診療と自由診療~あなたに合った治療法を選びましょう~

歯科診療には保険診療と保険外診療(自費診療・自由診療)があることはご存じだと思います。それぞれの治療内容には特徴がありますので、そのときの症状によってご自分に合った治療方法を選ぶことが大切です。北大宮駅徒歩9分の歯医者「河村歯科 分院 入れ歯・インプラントオフィス」では、どちらの診療もご提供しています。こちらのページでは保険診療と自費診療の違いについてお話しします。

保険診療と保険外診療について

かんたんにいうと、保険診療は全国どこでも同じ内容の治療が受けられるうえ、医療費を一部負担するだけでいいので、比較的安価に歯の機能回復ができます。ただ、全国どこでも同じということは、使用素材や作製方法がある程度限られています。そして保険診療は基本的にトラブルが起こってからの対処療法で、機能回復が目的です。見た目の自然さ・美しさには重点を置きません。また機能回復は行っても診療にあまり時間をかけられないという留意点があります。

一方、自費診療の場合は、素材にも治療方法にも制限がありません。新しく開発された優れた素材を使うことができ、納得いくまで時間をかけることもできます。ただし、保険外となるため費用は高額になります。詳細にまでこだわったさまざまな治療を行うので、再発させてしまっての再治療のリスクを抑えたうえで、機能性と美しさを回復することができるのです。

自費診療と保険診療の違い

  自費診療 保険診療
美しさ まわりの歯との違和感がない自然な仕上がりにできます 患部が目立ちがちで、他人に気づかれることがあります
機能性 素材や仕様などの選択が可能で、こだわりを追求できます 素材や作製方法に制限があり、快適さを求めることが難しいといえます
安全性 身体に安全な素材や、安全性の高い治療が選択可能です 銀歯などは金属アレルギーの心配があります
費用 全額自己負担なので比較的高額です 一部負担で済むので比較的安価です

長期的に考えると自費診療がお得です

長期的に考えると自費診療がお得です

保険診療で虫歯治療をした場合、そのときに支払う費用は自費診療にくらべて安価です。しかし保険診療で使用する金属の補綴物(詰め物・被せ物)には、汚れがたまりやすいのでふたたび虫歯や歯周病にかかってしまうリスクが高めです。そして再発のたびにまた治療費がかかってしまいます。ほかにも銀歯が目立ってしまって、見た目にストレスを感じてしまう可能性があります。また、経年によって少しずつ溶け出し、金属アレルギーの症状を引き起こしてしまう可能性もあるのです。もし発症すればその治療費も加わってしまいます。

しかし、自費診療を選択して例えばセラミック製の人工歯を装着するとします。そのときの治療費は高めですが、耐久性が高いので長く持ちます。汚れも付着しにくいので、虫歯の再発リスクも抑えることができるのです。また、セラミックは審美的にも優れているので口元を気にせず、笑ったり話したりできます。つまり長期的に見ればいろいろな意味で、保険診療での治療よりも自費診療の治療のほうが多くのメリットがあるといえるのです。

当院では、患者様のご要望を伺って治療法を定めていきますが、保険診療でも自費診療でも、互いのメリットだけでなく、注意点も丁寧にご説明します。あなたにがもっとも重要に思うポイントと将来の健康に見合った治療法がなんなのか、私たちがしっかりとご提案します。

医療費控除について

自費診療は保険が適用されず全額自己負担ですが、医療費控除の対象になるかもしれません。美容目的を除き、インプラント治療や審美素材を使用した治療にかかった費用は、医療費控除の対象になります。医療費控除とは、1年間に支払った家族全員の医療費の合計が一定額を超えた場合、申告により税金の一部が還付される制度です。

対象
  • 本人または家計が一緒の家族が1月1日~12月31日までの1年間に支払った医療費です
  • 家計をともにしていれば同居別居は問いません
  • 処方された医薬品、通院にかかった交通費・タクシー代なども含みます

計算式

{医療費控除の対象額(※1)}=
{実際に支払った医療費の合計(※2)}-{保険などで補てんされた金額}-10万円(※3)

※1:控除の上限金額は200万円です
※2:対象に準じます
※3:その年の所得合計が200万円未満の場合はその5%です

手続き

決められた期間に医療費の明細書や申込書、医療費の領収書や源泉徴収票を税務署に提出してください。詳しくは管轄の税務署にご確認ください。

河村歯科 分院 入れ歯・インプラントオフィス
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