”歯周病”ってうつる!?
こんにちは、歯科衛生士の吉元です🌻
今回は『歯周病菌』についてお話します。
皆さんは、むし歯や歯周病は口腔ケア不足だけで起きる病気だと思っていませんか?
むし歯や歯周病は細菌感染が原因で起こる病気ですので、唾液を介して相手にうつしてしまう恐れがあります。
産まれたての赤ちゃんは、お口の中にむし歯菌や歯周病菌を持っていません。
しかし、むし歯菌や歯周病菌は唾液を介して感染します。
むし歯は約1歳半から子どもにうつり始めますが、歯周病はそうではありません。
歯周病の感染は遅いのです!
感染年齢は概ね小・中学生、18歳以降と高いです!!
では、むし歯菌と歯周病菌ではどのような違いがあるのでしょうか?
くむし歯菌>
むし歯菌で1番有名なのが「ミュータンス菌」です!
ミュータンス菌は食べかすを餌にして増殖し酸を作ることで歯を溶かしていきます。
<歯周病菌>
歯周病菌は「嫌気性菌」という空気が苦手な菌が集まり増殖します。
歯周ポケットの中で繁殖し歯の周りの組織や骨を溶かしていきます。
歯周病の初期チェックリスト
この中にてはまるものがある方は、歯周病の可能性が高いです。
歯周病とむし歯は違う病気ですが、実はどちらも予防方法は同じで『毎日の歯磨き』が大事になります。
菌を100%取り除くのは難しいですが、「菌を増やさない」ことが最も重要です。つまり、お口の中に菌がいても正しい歯磨きで菌を増やさなければ予防できるということです!!
特に歯と歯の間、歯と歯ぐきの境目にプラーク(歯垢)を残さないように
ハブラシ以外にフロス・歯間ブラシなどを使うようにしましょう。
また、定期検診で歯磨き指導や専門の機械による歯石取りも必要不可欠です。
正しい歯磨き方法を身につけ、いつまでも健康な歯を保ちましょう★
河村歯科 分院
入れ歯・インプラントオフィス